メインコンテンツへスキップ

何十年ぶりかに自作PCを組みました

·3901 文字·8 分
pc
称徳寺 涼雨
著者
称徳寺 涼雨
プリズムスタァ

動機
#

約9年だか10年ぐらい?Macを使ってきました。
もうすっかり慣れましたが、Macでゲームは…まぁ向いてないわけです。
Steamセールで盛り上がる度に、積みゲーが増えていきます。
Macで動くタイトルもありますが…やっぱりPCでゲームやるならWindows。
プレステとか箱とかコンシューマー機でもできるタイトルもありますが、Modとか考えるとやっぱりPCでゲームやりたいよなぁと。
そう思っている中、今年やけに自作PCを組む人が多く、ようつべで組み立て動画とか見てたらこっちも組みたくなってきたので、組んじゃいました。

要件
#

組むにあたり何が必要か考えたポイントとしては下記。

  1. OS込みで20万円以内は死守
  2. PCはなるべく小さくしたい
  3. 部屋環境的にWi-Fiは必須
  4. ゲームはそれなりに動くレベルにしたい
  5. Ryzenで組みたい
  6. ピカピカ光らなくて良い

構成
#

いろいろ考えた結果、下記のような構成に落ち着きました。

部位 製品 購入価格
CPU AMD Ryzen 5 5600X BOX 39,380円
CPUクーラー サイズ 大手裏剣 参 SCBSK-3000 4,326円
メモリ crucial CT2K16G4DFD832A 14,278円
マザーボード GIGABYTE B550I AORUS PRO AX 18,200円
GPU MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OC 58,080円
SSD WESTERN DIGITAL WD Blue SN550 WDS100T2B0C-EC 10,800円
ケース COOLER MASTER MasterBox NR200P 12,460円
電源 COOLER MASTER V SFX Gold 650W MPY-6501-SFHAGV-JP 14,498円
合計 172,022円

※ 購入金額は2020年12月上旬当時

パーツ選定理由
#

ケース
#

目に入りやすく、大きさに影響してくるケースから検討をしました。
「Mini-ITXなぁ〜。自作久々で小さすぎるのも不安だなぁ。」ということでMicro ATXで組もうとしておりにクーラーマスターのMasterBox NR400を考えていました。
Micro ATXで組むならこんな構成かなぁと検討している間にMasterBox NR200Pが発表されました。
このケースはMini-ITX用なのですが、3スロット専有するようなグラボや水冷ラジエーターが搭載可能なMini-ITXとしては大きめのケースになっています。
グラボの選択肢が膨らむのと、シンプルなデザインで黒以外のケースが良いと思って探していた中、白という選択肢を用意してくれたのでこれに決めました 。
ちなみにNR200とNR200Pの違いは動画がわかりやすいと思うのでこちらを参照。

CPU
#

最初はRyzen 7 3700Xで検討していましたが、検討してる間に5000シリーズが颯爽と現れました。
5000シリーズは3000シリーズに比べ価格が上昇しており、選ぶとしたら5800X以上は予算的に出したくないというのもあり5600Xしか選択肢がありませんでした。
そうなると3700Xと5600Xでどっちを選ぶか、ということで悩みました。
この2つは価格差がほぼ無し。
レビューを調べてみるとシングルスコアが上がっているせいかゲームを主体で考えた時にスコアが5600Xの方が上という点と、新しいプロセッサということで5600Xを選択。
ちなみに選定で参考にした動画は下記。

CPUクーラー
#

今までリテールクーラーしか使ったことなかったので、なんとなく買いたかったという理由で、トップフロー安牌と思われるBIG SHURIKEN3を選択。

メモリ
#

こだわりなし。
光る必要も無いので、使ってる人が多そうなものを選択。

マザーボード
#

Mini-ITXサイズで、Ryzenが搭載できるものでWi-Fi利用可能なもので探しました。
Wi-FiはUSBのもので良いかと思っていたのですが、オンボードの方が安定するという情報を得たので素直に従いました。
今回CPUにRyzen5000シリーズを選んだことによってチップセットがB550かX570の選択になるのですが、X570になると3万円超えてくるので価格的に無理。
なので上記条件内で安め、GIGABYTEのものを選択。

ストレージ
#

SATA SSDとM.2 NVMe SSDで価格差がそこまで無かったので、配線不要になるM.2から選択。
WDなのはセールになってちょい安めになっていたのが理由で、ブランド等にはこだわりはなし。

電源
#

Corsair SF750 Platinumを考えていましたが、2万円近くします。
高いなぁと思っていたらクーラーマスターから新しくSFX GOLDシリーズが発売されました。
価格はこちらの方が安いので、その中から容量悩んだ末に650Wを選択。
650Wと750Wで価格差がそこまで無く、10年間のメーカー保証が付いてるので容量に余裕を持たせて750Wにすれば良かったかなと組んだ後に思いました。

グラボ
#

イケイケのAMDか謎の半導体メーカーNVIDIAの選択になるのですが、私の周りで自作をしている人がRadeonのドライバー周りで苦労していたのでNVIDIAを選択。
最初はRTX2070 superを狙っていましたが、CPUと同じく悩んでいる間にRTX3000シリーズが発表されました。
価格下落するかどうか見ていましたが、在庫が少なくなってきたせいかそこまで価格が下落するわけでもなく、下がったら下がったで争奪戦が始まりなかなか買えない…。
様子を見ていたら楽天のセールが始まり、MSIの3060tiが実質5万円台前半で購入できたのでこれにしました。
ZOTACならもう少し安く買えたのですが、なんとなく私が持っているブランドイメージとデザインでMSIにしました。

OS
#

Hyper-Vを使いたいなと思ったのでWin10 Pro DSP版を買う予定でしたが、結局買いませんでした。
実はMac上でWindowsを動かすためにWin10 Homeのパッケージ版のライセンス(正確に言うとWin8.1の無償アップグレード)を買っていました。
今現在このライセンスを使っていない状態で長年放置していましたが、どうやらHomeからProにするにはお金を払えば簡単にアップグレードできるようなので流用。

完走した感想
#

AthlonXPとRadeonでSimcity4を動かすために組んだ以来の自作PCでした。(その後Core 2 QuadのPCを所有してましたが、それはBTOで買って手を入れた記憶無し)
そんな中Mini-ITXサイズを選択しましたが、NR200という大きめのケースで良かったと思います。
自作PC関連YouTuberも言っていましたが初心者向けケースだったと思います。
狭いケースだと配線に苦労したと思いますが、なんとか組めました。
今回だとCPU補助電源の所がAC電源部分とかぶるので刺しづらかった所などありましたが、スペース的にも比較的余裕があったと思います。

また自作する機会があればもう少し小さいケースでチャレンジしても良いかなと思っています、小さいは正義。

エアフローは悩みどころで、夏は上面排気FAN2つで足りるかどうか…。
穴だらけといえば穴だらけのケースなので極端に熱くならないと思いますが、ダメそうなら吸気FAN2つ増設しようと考えています。

BIOSの画面でマウスが使えるというのも違和感がありました。
青画面に英語で表示されてるのが当たり前の状態から、いきなり日本語GUIなので急に未来。

グラボは今回選択したものは補助電源8ピン2本です。
電源からPCIケーブル1本で済ませられ、実際YouTuberとかも1本で済ませている例が多いので悩みましたが、何が正解がよくわからなかったので、スペースに余裕あるし電源から2本持ってきました。

SFX電源はファンが小さい分うるさいというのを聞いていましたが、使ってみてそこまでうるさいと感じませんでした。
最近のATX電源を使ってないのでなんとも言えないのですが、良かった点です。
今回購入した電源は、ATXとして付けられるBracketが標準で付属してるのでなかなか良いと思います。

Ryzen 5 5600XもRTX 3060tiも発売されたばっかりのご祝儀価格?と言われるような状態だったと思いますが、Amazonサイバーセール、ツクモpaypal決済500円OFF、楽天のセールで高額ポイント還元等を活用できたので相場の実質価格よりは安く組めたと信じています(信じたい)。

すっかりMacに慣れてしまったので、Windowsだとうーんと思うものもあります。
スマートフォンはiPhoneを使っているのですが、クリップボード共有できたのは大きかったなと思います。
ログインで2FAのワンタイムパスワードをWindowsだといちいち手入力するのが面倒です。
たったこれだけなのですが、便利なものを覚えると面倒に感じるんですよね…。

今後の課題
#

CPUの温度が結構高いです。
Folding@homeでCPU使用率100%の負荷をかけると90℃近くまで行きます。
バッテン塗りで塗り直して87℃付近になりました。

5600Xのリテールクーラー時、使用率70%で80℃行くというAmazonレビューがあるのも気になっています。
こんなものなのか、CPUクーラーをもう少し冷えるやつに変えたほうが良いのか、そもそもグリスの塗り方が良くないのか、よくわかりません。

今持っているキーボードがFILCOの有線フルキーボード(FKB108M/NB)です。
フルキーボードは昔は最高だと思っていたのですが、今使うと凄く邪魔に感じるのでテンキーレスで無線にしたい。

「無線、テンキーレス、メカニカル」で調べてみるとLogicool G913が理想なのですが、打鍵感が微妙で…。
とはいえ、メイン端末がこの自作PCなのかMacなのかが定まっていないので、高額のキーボードにも手を出しづらい。
G913は3万円するので、これ買ったらいよいよWindowsをメインにしないともったいですし…