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2021年の身体を振り返る

·3120 文字·7 分
health
称徳寺 涼雨
著者
称徳寺 涼雨
プリズムスタァ

はんドンクラブ Advent Calendar 2021」7日目の記事になります。

振り返り
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身体を振り返るとはなんなのか。
今までのほほんと生きておりましたが、2021年より持病をかかえることとなりました。
アドベントカレンダーで病気の話をするのはどうなんだろうと考えましたが、2021年を振り返った時に私の中では大きなイベントだったのでまとめたいなと思い書きました。
残念ながら生きていれば何かしら起こるものです‥。

バセドウ病になる
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というわけで今年、バセドウ病を抱えることになりました。

バセドウ病とはなんなのか、 ドクターズ・ファイルから一部引用します。

バセドウ病は甲状腺機能亢進症を起こす代表的な病気で、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、動悸や息切れ、手足の震え、疲れやすさやだるさなどさまざまな全身症状が起こる。20~50歳代に発症することが多く、中でも30~40歳代の患者が多い。男女の比率は男性1人に対して女性5~6人程度と女性に多くみられる。

女性が圧倒的に多いようですが、当方は男性です。
なので最初聞いたときには「えぇ‥」みたいな気持ちには正直なりました。

発覚するまで
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今年の4月中旬頃、足が痺れて動かせなく「こりゃいかん」と整形外科に行きましたが、そこでの待合室で気絶したのが始まりです。

さすがに気絶することはそうそうないので、なぜ自分が診察室のベッドで寝かせられているのか理解するまで時間がかかりました。
幸い倒れたのが病院というのは良かったかもしれません。ちゃんと診てもらった方が良いよということで救急外来を探してもらい紹介状を書いてもらう。

救急外来では点滴といろいろ質問を受け、頭のCTを撮って大きい病院の脳神経外科への紹介状を貰って終わり。
また気絶すると怖い(特に単身自宅で倒れられると発見されない)ので、病院に行くまでは実家で過ごすことに‥。
この時点では気絶したせいか疲労感みたいなのが取れず、頭もなんかぼーっとする感じでしたが、頭痛とかもなく頭に異常があるような感じはしなかったので大事にはならないだろうなと思ってました。

紹介された病院に予約をして脳神経外科に行き待合室で待っていたのですが、左手でスマートフォンを持った時に手が震えてることに気づきました。
そこで「あーなんかやばい気がするーーーー」と察する。

名前を呼ばれて診察。
もともと血圧が高いので血圧の結果を見られると毎回言われるのですが、今回初めて「心拍数が高めなんだけど、いつも高めに出る?」と聞かれ「いやー今まで言われたことないですけどねえー」と返答。
「最近汗っかきになったなとは思う?」「言われてみれば汗は最近出てる気がしますが、食事をしてる時とかなのでその影響もあるとは思いますが‥」「手震えてるね」「今日気づきました」というようなやり取りをして、どうやら脳には異常が無いのか内分泌内科を紹介されました。

こうやって書き出すとバセドウ病の症状が出てるんですよね。
内分泌内科の方では追加の検査で首(喉周辺)の超音波検査をしてから向かいましたが、検査の方で首が全体的に腫れており、血液結果と私に出ている症状からバセドウ病と診断されました。(実際には既に採血済みの血液を追加の検査に出して、その結果見てからという流れだったので確定したのはこの日から1週間後ではある)

出た症状
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症状として感じたものは以下の通り。

  • 手足の震え
  • 汗っかきになった
    • 結果的に喉が渇きやすい
  • 目眩
    • 立つと強く出る
  • 疲労感
    • 風呂に入るのがしんどい
    • 歩くのがしんどい
    • 忙しくなくても異様に疲れて夕方までに疲弊
  • 動悸
    • 心臓がドキドキうるさくて寝れない、すぐ起きてしまう
    • 胸が痛い
  • 呼吸しづらい、息苦しい
  • 声がかすれる
    • 親と通話して指摘される

まあしんどいです。ピーク時は本当にしんどかったです。

バセドウ病が身体が1日中マラソンをしている様な状態になるようで、とにかく疲れるし疲れが取れない。
疲れるので寝たいのですが、動悸が気になって寝れないし呼吸しづらいしで寝れない。
本当に力が無くなってしまい、外に出れば最寄りのコンビニ往復が限界。
それより遠い所に行きたい場合はタクシーが必要でした。(通院は当然タクシー)
お風呂(シャワー)も立ってするのは辛く、基本座らないとできませんでした。

私は幸いにもこの時テレワークができる環境下でかつ、発症した時はそこまで忙しくなかったのですが、もし通勤が必要だったら一旦休業しないとキツイなとも感じました。

治療法
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治療法としては3種類あるようです。

  1. 薬物治療法
  2. アイソトープ治療
  3. 手術

とりあえず投薬から始めて効果がない・副作用で続けられない場合は次はアイソトープ治療という感じです。
私も投薬(メルカゾール錠)から始めましたが、幸いにも効果がありかつ副作用(38度以上の熱、喉の痛みなど)も出なかったので継続して行っています。
万が一副作用が出た場合は、服用を辞めて来院して相談する必要があるようです。

生活で気をつける事
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甲状腺ホルモンはヨウ素(ヨード)を主原料とするようです。

ヨウ素について|伊藤病院 - 甲状腺疾患専門

その影響からか「イソジン」「ヨード」「ルゴール」の成分が入っているようなものは使わないようにと言われました。
ワカメや昆布、海苔にはヨウ素が含まれているので食べないほうが良いと書いてあるサイトもありましたが、ここに関しては特に制限はありませんでした。
あとは脈が高くなるような行為(運動)はやめて安静にすること。
さらに私の場合は気絶をしているという所で、電車待ちするなら後ろの方で待ってくださいという注意を受けました。

前兆を早く見つけたい
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日常的にスマートバンドを付けていたことにより、心拍数をモニタリングしておりました。
後々ログを確認してみると、徐々に心拍数が高くなっていく事がわかりました。

初めてスマートバンドを身に着けた時、心拍数なんてモニタリングしてなんの意味があるんだと思っていましたが、有効活用できる時が来た感じ。
今後はこの辺りの数値をちょくちょく確認して、上がってきていたらいろいろヤバくなる前に通院するなどの対処ができれば良いかなと考えています。

現状
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この記事を書いている今現在ですが、残念ながらまだ薬の服用は止められていません。
ですが投薬により症状・数値がだいぶ安定しています。
タイミングよく安定した時にコロナワクチンの接種が出来たのは良かったです。
将来的に投薬しなくてもよくなる時が来たとしても、なんだか飲まないのは怖いなぁと思っておりそこが心配。
また再発した時に今回のピークを超えるような症状とか首周りが腫れたりとか眼が出たりとかしないことを祈るばかり。

まとめ
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なんとかこの病気をうまく付き合っていきたいと思います。
病名が付くまでが早かった?のは良かったかもしれない。紹介された病院では血圧+脈拍を診察前に必ず受けるので、そこで脈が高いのを指摘されたというのもあるが、女性の方が患者数が多いので男性だから違うと判断されてたかもしれないし‥。
ただバセドウ病は自己免疫疾患で予防ができないのがつらいですね‥。
だから再発に早く気付けるかどうかな感じがしています。

もし思い当たる症状があれば、採血で調べることが出来るので検査をして良いと思います。
インターネットの世界を見ると健康診断で引っかかって判明する人も居るみたいです。

年齢的にもどんどん健康になるわけでも無いので、できること/やりたいことはコロナとか関係なくやれるうちにやっておいた方が良いですね。
バセドウ病発覚後、本来の目的であった整形外科で行くことになっていたMRIを撮ったことにより腰椎ヘルニアも持つようになったのでね‥。

健康は大事(再確認)