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加湿器をスチーム式からハイブリッド式にリプレイスした

·2997 文字·6 分
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称徳寺 涼雨
著者
称徳寺 涼雨
プリズムスタァ

インターネット世界を彷徨ってる皆様におかれましては、ほとんどポットと言われる象印のようなスチーム式加湿器こそが最強だというのはご存知でしょう。私も象印の加湿器は2013年製のものを持っていますが、使っていて不具合らしいものが2点発生した。1つは蓋がこんな熱くなるっけ?というぐらい熱くなる。蒸気が出る所は当然熱いですが、上蓋開閉つまみがなかなかに熱く、前はこんなに熱く感じなかった気がしたんですよね。もう一つは蓋に水が溜まる。使用後に給水しようと蓋を開けると大量に水が溢れてくる。なので蓋は浴室で外し、上下左右いろいろ傾けて排水させないといけない。上蓋開閉つまみの所も水が溜まって開閉するとびちゃびちゃする。

不具合以外にも不満があって湿度管理がガバガバ。運転モードが「しっかり」「標準」「ひかえめ」とあり、ひかえめで運転させていましたがそれでもずっと加湿をし続けてしまう。寝る前にセットして起きたら湿度が70%とかになっていて起きてる時にしか使えなかった。

そんな状態なので、めちゃくちゃメンテナンス楽だし衛生的なスチーム式が気に入ってはいるのですが、買い直してもまた同じような状況になっても嫌だしめんどくさいなぁと思ってました。またコロナでリモートワーク率が上がったことで加湿器を使うタイミングも多く、なかなかの消費電力であるスチーム式は気になると言えば気になる存在。帰宅して寝て起きるまでの時間だけだったらスチーム式で全然問題ないのですが、リモートワークでずっと家に居る、その間スチーム式を使うのは電気代上昇時代には正直つらいんじゃないかと思いました。

なのでメンテナンスが面倒ではありますが、フィルターを使う気化式とかハイブリッド式で検討を開始(超音波式は精密機械にトラブルが起きるので対象外)。最終的に検討で悩んだのはダイニチ(HD-RXT522)とシャープ(HV-R55)で下記のような悩みがあった。

  • ダイニチ(HD-RXT522)
    • 使い捨てフィルターとカンタン取替えトレイカバーがあるのでメンテ楽そう
      • この両方を搭載しているのがLXシリーズという最上位モデルのみで最小で27畳まで対応のデカいタイプしかない
        • ここまでデカいのは使用する部屋のサイズ的にオーバースペックすぎていらない
    • 使い捨てフィルターが使える小さいモデルは ビックカメラオリジナルブランドとして発売しているが、この場合トレイカバーがない
      • フィルターを取るかトレイを取るかで悩む必要がある
    • フィルターとトレイのメンテが楽なのはわかったが、給水タンクのメンテが非常に面倒そう
      • 公式サイトにはスティックが付いたスポンジで洗ってる画像があるが、私は手を入れて洗いづらいものは洗わなくなる傾向にある→衛生面で問題が出そう
  • シャープ(HV-R55)
    • 上からも給水できるのは便利そうだが必須要件ではない
      • 給水方法を選べるのは良い
    • ダイニチの給水タンクの事を考えるとこっちの方が楽に洗えそう
      • 給水タンクがあるとフタを洗うことになるが、これはトレイのみと考えるとむしろメンテ楽なのでは
    • プラズマクラスターがある(効果を実感したことはないが…)
      • プラズマクラスターのみの単独運転が可能
    • 前モデルのHV-P55と差は操作パネルが抗菌仕様になっただけ
      • HV-R55-Wはヨドバシで27,090円、HV-P55-WはAmazonで14,949円1
        • 抗菌仕様は嬉しいが、価格差に見合う機能とは思えない
        • HD-RXT522-Wはヨドバシで25,050円で、HV-P55-Wは価格面でも有利

というわけで 選ばれたのはシャープの『HV-P55』 となりました。ダイニチのタンク清掃がどうしても気になり、シャープが勝った感じです。

ちなみにヨドバシ.comは【冬物早トク!キャンペーン】で一部シーズン家電にポイントを上乗せしてくれてましたのでご参考まで。シーズン前に調べておくと良い。ただヨドバシ.comではシャープの前モデルを扱ってなかったので、普通にAmazonでポチりました。

使ってみて
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開封後の姿
開封後の姿
  • フィルターを水没させて使うような形になるので、満水近くになるほど加湿量が減るらしい
    • 使用する部屋の大きさにもよると思うが、特段問題になるような感じは特にしなかった
  • おやすみモードはあるけど、静音でおまかせの動きができないっぽい
    • 静音で動かす割には音出る。ので購入者の感想とか見ると気になってる人が割といる
      • 自分は気にならないので寝る時はおやすみモードで使ってる
      • 静音モードというのが別にあるけど、これだと連続加湿になる。場合によっては加湿しすぎになる
  • デザインがフラットだから本体の下を持って持ち運びしないといけないので、本体の移動用にハンドルが欲しい
    • 同じようなサイズのパナソニックの除湿機を持っていますが、それはハンドルがついてて持ち運びしやすいので気になったポイント
  • トレイ内部で両端へっこんでいる所があって洗いづらそうだなと思ったけど、この部分は取り外し可能部分だったので問題なかった(上に貼り付けた画像参考)
  • トレイに水入れやすい
    • 加湿空気清浄機タイプだとよくありますが、タンクが細長いやつだと蛇口から直接水入れづらい。シャワーヘッドみたいに伸ばせる蛇口ならいいんだろうけど…このトレイは形状的に水入れやすいので非常に良い
    • 本体の上から給水できるのが割りと良かった。寝る前にちょっと水追加して使うかっていう時に良いと感じた
  • 象印沸騰中の音の方がうるさい気はするけど、動作音が気になるか気にならないかは個人差が結構あるのでなんとも言えませんが、このシャープの加湿器を使っていて一番うるさいときでも自分は気にならない
    • パワフルに動くのは湿度が低い時に動かした時で、ある程度加湿したら静かになる。この時は結構静かで気になる人は少ないと思う
  • 室温21℃前後の時、持っている湿度計は50%ぐらいでおまかせ運転が止まる。加湿しすぎが起きなくて良い
    • 象印を使ってた時の不満点が解消したので満足
  • プラズマクラスター単体稼働だと風量調整できない。ずっと風量MAXで動くので、おまけ機能的な感覚で居たほうが良いと思う
    • これ目的で使うのであれば、まあシャープの空気清浄機買ったほうが良いよね

まとめ
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買って少し使ってみた中では結構満足。どうしたってスチーム式と比較したら洗うのは面倒になるけど、その中でもメンテはし易い方だと思う。加湿も問題ないし、加湿しすぎが起こらないだけで嬉しい。洗濯機とかもそうですが、いろいろ機能が付いてる上位モデルは基本でかいので選ぶのが難しい。正直使う部屋の大きさ的にはもうひとつ小さい『HV-R30NE』みたいな方でも問題ないですが、メンテナンスを考えた時に今回ぐらいの大きさを選択するしかなかった。それでも設置面積はA4ぐらいなので助かる。これからの乾燥シーズンはこれで乗り切りたい。また買うにあたってスチーム式もいろいろ選択肢あるなぁと見ていて思ったので、もし次スチーム式買うのであれば山善とかにしようかと思う。 SteamCUBEというモデルだと、まるで炊飯器のような見た目をした炊飯器でタンク(釜)が本体から取れるので、象印と良い感じで差別化出来てていいなぁと思ってます。

HV-P55-W

  1. 2022年10月9日時点の価格 ↩︎